樋口英明 裁判長
今回、福井原発の再稼働差し止めを決定した
福井地裁の裁判長です。
異動履歴というものが、ネットで検索できます
昭和５８年に、福岡地裁の判事補という職からスタートしています。
H.24. 4. 1 ～ 福井地・家裁判事部総括判事、福井簡裁判事
H.21. 4. 1 ～ H.24. 3.31 名古屋地・家裁半田支部長、半田簡裁判事
H.18. 4. 1 ～ H.21. 3.31 大阪高裁判事、大阪簡裁判事
H.14. 4. 1 ～ H.18. 3.31 名古屋地裁判事、名古屋簡裁判事
H.10. 4. 1 ～ H.14. 3.31 熊本地・家裁玉名支部判事、玉名簡裁判事
H. 7. 4. 1 ～ H.10. 3.31 大阪地裁判事
H. 5. 4.12 ～ H. 7. 3.31 田辺簡裁判事、和歌山家・地裁田辺支部判事
H. 5. 4. 1 ～ H. 5. 4.11 田辺簡裁判事、和歌山家・地裁田辺支部判事補
H. 3. 4. 1 ～ H. 5. 3.31 和歌山家・地裁田辺支部判事補、田辺簡裁判事
S.63. 4. 1 ～ H. 3. 3.31 宮崎地・家裁判事補、宮崎簡裁判事
S.61. 4.12 ～ S.63. 3.31 静岡地・家裁判事補、静岡簡裁判事
S.60. 4. 1 ～ S.61. 4.11 静岡地・家裁判事補
S.58. 4.12 ～ S.60. 3.31 福岡地裁判事補
（第35期）
静岡地裁判事補
↓
宮崎地裁判事補
↓
和歌山家裁判事補
↓
大阪地裁判事
↓
熊本地裁判事
↓
名古屋地裁判事
↓
大阪高裁判事 ここで出世をしてますが
↓
名古屋地裁判事 ここで、降格となってます。国に逆らったのでしょう
↓
福井地裁判事
今回判決する前に、国に楯突く判断をしました。
大飯原発の再稼働差し止め
そして、福井家裁の判事へ降格となります。
その最中に、引き続き今回の福井原発裁判の裁判長として、
判決を言い渡しました。
人事では、家庭裁判所へ降格と決まっていましたが、前回の審理を引き継ぐかたちで、今回の判決となりました
関西電力は、人事異動になることがわかっていたので、裁判を引き伸ばしていましたが、やはり、そういう工作は見ぬかれて、世論が黙っていないだろうと、いうことで
樋口裁判長が引き続き裁判をすることになりました。
が、関西電力は樋口裁判長を交代させろ！と訴えましたが、認められませんでした。
今度は、大阪高裁で争うことになるわけですが、おそらく、再稼働OKとなるでしょう。
結局、国が決めたものは、どんなことをしても前に進めるのです。
大飯原発の再稼働はダメ！ってやった人です。
なので、今回降格となりました。
国は、司法も含めて、再稼働の流れなわけです。
組織に居て、この組織の方向を否定するものだから、降格となるのは原理です。
普通の人なら、出世したい！家族を守りたい！と思うでしょう。
しかし、樋口裁判官は勇気ある判決をしました。
もしかしたら同僚から冷たい眼で見られているかもしれません。
しかし、自分や家族を犠牲にしてまで、日本の自然と将来の日本の国益を守った勇気ある判決だったと、私は評価いたします。
また、裁判官ともなると大きな事件を扱うときに起案などをかかなくては、いけないもんですから、逆に家裁に変えて欲しいという裁判官もいるぐらいです。
本社は、最高裁判所
大きな支店が、高等裁判所
地方の支店が地裁
やはり、最高裁（本社勤務）まで上り詰めるには、国に楯突くと
出世は、なくなりますのでね。
最高裁にいる裁判官は国の犬ばかりです。
まあ、中には、最高裁まで行って、今までの裁判を最高裁で覆すために
覆面をつけて、犬のふりをしている裁判官がいるかもしれませんがね。
でも、最高裁までいくと、政治家やその筋の方達からの接待や脅しが
半端ないので、家族を守るために、従うかもしれませんね。
国家って怖いですね。
